前回は、
支援級にいくのか、
支援学校にいくのか、など
ひーくんの就学にまつわる
あれこれを書きました。
今回は、
「ひーくん、小学生になる」✨
と題して、
実際に、支援級に入ってからの
生活について書いてみます。
どうやって登校してる?
うちの場合は
毎朝、車でひーくんを
小学校まで送っています。
住んでいた学区の小学校に
支援級がなかったため、
お隣の学区まで、
越境という形での通学です。
ひーくんは自分で学校に
通うことができないので
(電車やバスに一人で乗ることが出来ない)
一緒に通学してます。
仮に、学校までの距離が
徒歩圏内だったとしても、
まだ、ひとりでは通えないレベルの
ひーくん。
あ、あっち行きたい、
という一つの衝動が
思いの中心になってしまえば、
学校に行く、という目的が
あっさり消えてしまいます。
同じ支援級の仲間には、
ひとりで通えている子たちも
たくさんいます。
その子の成長に応じて
たくさんの通い方がある感じです。
様々な境遇の子たちの中で
入ってみて、気付いたんですが、
ひーくんの通う支援級は
たくさんの個性的な仲間たちがいました。
わたしの勝手な想像だったんですが、
支援級って、自閉症スペクトラムの子や
知的障害、発達の遅れが気になる、
コミュニケーションに難がある敏感な子、
そういった子たちが通うイメージが
強くありました。
それはその通りだったんですが、
ひーくんが通う学校の近くには、
「ホーム」と呼ばれる
児童養護施設があります。
そこから通う子も
結構いました。
児童養護施設に通う子たちは
身寄りのない子どもたち、
虐待を受けた子どもたち、
育児放棄された子どもたち。
心に傷を抱えて、
後天的な障害として
悩みを抱える子たちが多いといいます。
実際に、入学前の説明会で、
「ホーム」の方が言っていたことが
印象深く、心に残っています。
「ホームは、身寄りのない子が通う所
というイメージがあるかと思いますが、
実際、ほとんどは
虐待や育児放棄を受けた子たちです。
不器用な子たちかもしれませんが、
どうか皆さん、あたたかい目で
みてあげてください。」
それを聞いた時に、なぜか、
泣きそうになってしまったのを
覚えています。
可哀想、、
そう思ったのかもしれないし、
自分の中の子どもが
泣いたのかもしれない。
支援級で、その子たちが
ひーくんの面倒をみたり、
お兄さんお姉さんしてくれてる姿をみると、
本当に嬉しくなって、
なんだか胸が熱くなってしまうことも
あります。
その子たちに、毎日
名前を呼びながら
「おはよう」っていうと、
「ひーくんのママ、おはよう」って
言ってくれる。
目線は合わなかったりするんだけど、
毎日、それを日課にしてる。
「同情」でもなく、
「偽善」でもなく、
ただただ、純粋に
見守ってあげたいって思う。
周りの大人が、
ちゃんと向き合ってくれる、
触れ合えるんだって、
ちゃんと感じて欲しいから。
わたしの小さな
おせっかいです。
思ったより手厚い
支援学校と違って、
支援級って結構、
放置されるんじゃないかな?
って、どこかで思っていたんですが、
想像していたより
全然手厚いなぁという感想です。
支援級には支援級のノウハウが
あるんだなぁと実感します。
先生方と連絡帳を使って
相談事などもシェアします。
毎日、わたしも学校に行くため、
直接話せるのも大きい。
ひーくんの状況をタイムリーに
知ることが出来るのは
ありがたいことです。
やっちゃうことも、かなりある
支援級に入って、1年生の頃は
ひーくんも、戸惑っていた部分も多く、
いろいろやっちゃうことも
多かったです。
授業で使用していたiPadを
投げてしまったり。
(おしまい、と言われ、納得できず
衝動的に投げてしまったり。)
楽しくて興奮しすぎて
構内に飾ってあった花瓶を
割ってしまったり。
(周りが見えていない。)
お友達の洋服に、鉛筆で
線を書いてしまったり。。
(悪いことだと思っていない。)
校長室に謝りに行ってきたことも
数回あるようです。
わたしは先生からお電話で
お知らせを受けて、
場合によっては、
そちらの親御さんに
謝罪のお電話を入れたりしてね。。
長男くんの時はこんなこと
なかったなぁ。。
いろんな経験させてくれるじゃないかー。(笑)
とか思いつつ、
丁寧に向き合うしかないよなぁと。
ひーくんに、
日々、声かけをしながら
試行錯誤を重ねて、
2年目には、
ほぼ、こういうことを
やっちゃうことはなくなった
ひーくん。
思い返せば、
成長しているなぁと
実感します。
やっちゃうことの 反対側の世界を
たくさん体験していったから
なのかもしれません。
こうしたら、人は悲しいとか
こうしたら、ひーくんもお友達も
うれしいねって
そんなことをこれからも
たくさん積み重ねていって欲しいなって
思っています。
また、書きますね〜✨