久しぶりに、
ひーくんのお話です。
前回は、さまざまな発達障害、
(自閉スペクトラム症、
アスペルガー症候群、ADHD、LD)
などについて書きました。
また、その障害そのものについての
考え方や才能についても
触れました。
今回は、もう一度、
時系列に戻ってみます。
時は、幼稚園の卒園式。
無事に幼稚園を卒業した、ひーくん。
無事に、は
語弊があるな。(笑)
卒園式は、そりゃあもう
笑えないくらいのものでしたから。。
はちゃめちゃな卒園式
本当にたくさんの思い出が詰まった
幼稚園の卒園式だったんですが、。
もう、そりゃバタバタでしたよ。
想像を上回るほど、
手強かったです。????(笑)
今、思い出しても、。。。。
まぁ今となっては
いい思い出ですけどね。
なんでこんな時に流行り目❓
ひーくんは、卒業式直前まで、
流行り目、いわゆる流行性結膜炎
(アデノウィルスの類)にかかってしまい、
ギリギリで卒園式に
滑り込んだ感じでした。
不幸中の幸い
っていうやつですかね。。
もう、式に参加できるかどうか、、
それだけでも、相当やきもきしながらの
卒園式を迎えたのでした。
他のお子さんは、
卒園式のリハーサルなど、
数日に分けて練習していたようですが、
ひーくんは、ほぼ、ぶっつけ本番(笑)
もう笑うしかないです。
(この頃は全然笑えなかったですけど。)
自閉の子に、ぶっつけ本番。
これが何を意味するかは?
このシリーズをお読みいただいている
あなたなら、もうお分かりでしょうね。
もう、ホラーの粋ですよ。(笑)
なんてね、
でも、ほんとそれに近い
衝撃ありますから。
先生方も、
「ひーくんだったら大丈夫!」と
言ってくれましたけどね。。
そういうしかないですもんね❗️????
そして迎えた卒園式当日
まず、大人数の人に
怯えるひーくん。
いつもと違う雰囲気を感じ、
なかなか会場に入ろうとしない。
先生もいつもと違うスーツ姿だし、
イレギュラー感満載のムードに
飲み込まれそうになってました。
いつも遊んでいる、
そして見慣れているはずの
ホールだったんだけど、
やっぱり雰囲気や人数が違うと、こんなに
様子が変わってしまうのだな〜と
母はひしひしと、感じました。
ひーくん自身、
流行り目が治ったばかりで、
病み上がりだったのもあった
のかもしれませんが、
全く本調子が出ることなく、
式は進んで行きました。
入場、着席、
どれもままならず。
終いには、自分の席から離れた、
大好きなお友達のお父さんの膝の上に、
終始座っていました。????(苦笑)
そのパパはおおらかな方で、
「大丈夫大丈夫。このままでいいよ」って
言ってくれましたが、
やはり、申し訳なく、、幾度となく、
ひーくんをこちらに確保しようと試みるも、
作戦すべて失敗に終わる。。。(苦笑)
静かな会場の中で、
奇声をなんとかなだめながら、、
いろんな作戦を繰り広げるのは、
どれだけしんどかったことか。。。
今思い出しても、、泣けてきます。
先生が手伝ってくれて、
やっと自分の席に戻れたのは、
式がもうすぐ終わる頃でした。
最後のご挨拶
そんな中、最後は親たちから、
ひと言スピーチをもらうという
「保護者からの挨拶」で、
しめくくられるのでした。
「最後の挨拶」。
パパもいたんだけど、なぜか、
私が代表で挨拶することに。。
えっと、聞いてないよー。と。
(ダチョウ倶楽部風に)
もうね、
いろいろと本当に疲れてたんですが、
それでも感謝だけは伝えたいなと
思いました。
最初に笑いをとりたいな、
なんて芸人根性みたいなものが
湧いてきてしまい、、????
(疲れているのに、悲しいサガ。。w)
「卒園式なのに、本人、
こんな仕上がりですいません。」
って最初に話し始めて、
皆さんが、
クスクスニヤニヤ笑ってくれて、
場がスーッと和んだのを覚えてます。
完全に自虐ギャグスタートですよ。
何を隠そう、
私が和みたかったからなんですよ!????(笑)
和んじゃったら、
私自身の力も抜けちゃって、
今まで張り詰めて頑張ってきたものが、
一緒に解放されちゃって。。
ひーくんのこれまでのことや、
先生方への感謝の気持ちとか、
いろんな気持ちが
口をついて出てきたんですけど、
どれも、話しながら、
どんどん泣けてきちゃって。。
マイクで話しながら、、
なにか、アイドルの引退会見かよ、もう。
ってくらい、最後は号泣で、
話すのがやっとになってしまって。。
言葉に詰まる、
でも伝えたい感謝の気持ち。。
グダグダになりながらも、
話し終えたら、
先生たちや周りがもらい泣きしている。
そんな光景を見ていたら、
また泣けてきて。
きっと相当ひどい顔になってましたね、
わたし。
今ならわかってあげられる
幼稚園最後の日、
こんな締め括りになってしまったけど、
この日は、これが
わたしとひーくんの
精一杯だった。
今、思えば
もっと力抜いて、
そんな頑張んなくたって
よかったよ。
別に、ひーくんが、うるさくしようが
周りと同じように出来なくたって
別にいいじゃん。
って、今の自分なら
昔の自分に言ってあげられる。
でも、これは、
わたしの大切なプロセスだった。
と、今ならわかる。
この掛け替えのないプロセスを
今だったら味わえる。
わかってあげられる。
わかってあげられて
本当によかった。
そんなこんなで、
幼稚園を卒園したひーくん。
次回は、
ひーくん、小学生になる。
を書いてみたいと思います。
また、書きますね〜✨