✨ひーくんのお話vol.14✨年少さん時代✨わたしが手を放したら。。✨自閉症4歳✨特徴✨

 

前回は、

 

障害と個性の狭間で、
というテーマで
お話しました。

 

 

今回は、
ひーくんの
幼稚園の年少さん時代に

 

戻ってみたいと
思います。

 

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何も、伝わらない

 

年少さんの
ひーくん。

 

 

とにかく、
なにもいうことを
聞きません。(笑)

 

 

おそらく、
通常のお子さんだったら、

 

こういったらアレですが、

 

 

こうしなさい!
と厳しく仕向ければ、

なんとか親が
コントロールできるレベルに

持っていけるんじゃないかな
と思うんですが、

とにかく、
伝わらない。

指示が通らない。

 

 

 

手ごわい。。

 

 

手ごわすぎる。。。(笑)

 

 

嫌だと思ったら、

 

1時間でも2時間でも
そこでストライキする。

幼稚園でも

同じ場所に
居たいだけ

気がすむまで、、
なんてことも

年少さんの頃は
ありました。

 

 

たとえば、

同じ模様の
タイルの道しか歩かない、
と決めたら

 

そのタイルしか歩かず、
タイルの終わりで
ずっと立ちすくんで、

なんで道が続いていないんだ!
とパニックを起こす。

 

 

そんな感じですから、

 

 

 

幼稚園に向かう朝から、
手こずります。

 

 

朝ごはんが気に入らないと
もちろん食べません。

 

 

早く食べて!も
伝わりません。

 

 

1時間前から
幼稚園のホールの写真を見せて、

園バスの写真を見せて、

 

 

「ここ、行くね」

 

と何回かに分けて、
伝えます。

 

 

こうやって、
前もって知らせ、

見通しを立ててあげます。

 

 

すぐ忘れてしまうので、

毎日、
繰り返し繰り返し、
伝えます。

 

 

同じことを
なんどもなんども
伝えて、

定着させていきます。

 

衝動的
いきたい場所へ

 

他に興味があると、

 

すぐそっちに
気がいってしまい、

 

衝動的に
身体が反応して、

 

それを
ひーくん自身
コントロールできないので、

とてもたいへん。

 

 

この頃、

生きた心地がしない
事件がありました。

 

 

おじいちゃん、おばあちゃんの
おうちに遊びに行き、

私たち家族もみんな一緒に、
都内のショッピングモールに
行った時のことです。

 

 

あっちにもこっちにも行きたい
ひーくんの手を
力づくで引き止め

常に手をつなぎながら

 

 

気が気でない気持ちで、
人混みの中を
歩いていたんです。

(体力も気力も必要です✨)

 

 

用事を片付けるために、

「ちょっと、ひーくんみててね。
目を離さないでね!」と

みんなに伝えて、

 

 

すぐ帰ってきたら、

 

 

 

ひーくんが
いない。。。(汗)

 

 

 

一瞬の隙を狙って、
逃亡したらしい。。。

 

 

 

みんなに聞くと、

「○○が見てたかと思った!」
といい、
誰もいなくなったことを
知らなかった。。

 

 

もうね、

心臓が痛くなるって
こういうことですね。

 

 

探しても、
どこにもいない。。

 

 

いろんなことが
一瞬で頭を駆け巡り、

 

 

え?ひーくん、
自分の名前も
言えないじゃん、、

 

とか、

 

 

え?見つからなかったら
どうしよう?

 

 

車にひかれてたら??????????????

 

とかとか、、

 

もう、内心
私がパニック状態でした。

 

 

 

2階でいなくなったんですが、

 

2階のフロアを
くまなく探したけど、、

いなかった。。

 

 

もしかして、
1階(外に出たい?)に
行った??

 

と、まさに
直感で1階を探しに。。

 

 

1階を探しても
どこにもおらず、

 

 

あてもなく
外に出て、
ひーくんを探しました。。

 

 

そうしたら、、

 

 

いたーーーーー!!!

 

 

 

ショッピングモール前の
バス停で、

 

 

そこに居合わせた
お母さんと子供たちに、
抱きかかえられて

 

というか

取り押さえられて
いました。(汗)

 

 

そのお母さんは、
「急にバスに向かって
飛び出して行ったので、
あぶないと思って、
止めたんです」

 

 

と、まさに今、

 

取り押さえられた
ようでした。

 

 

その方の声の
とても落ち着いた口調に
救われたのを、

 

今でも憶えています。

 

 

 

「本当にありがとうございました!
すみませんでした!」

とお礼を言うのが
精一杯。

 

 

 

ひーくんが生きててくれて
よかった。

 

 

もう
それしかなかったです。。

 

 

今、思い出しても

恐ろしくて、

怖いです。。。

 

 

この時の教訓、

人にものを頼むときは
言葉足らずではいけないんだ。。

 

誰に、なにを、
簡潔に、、

を心がけなければと
心に誓いました。

 

 

ひーくんの場合、
命に関わるかもしれない
ことなんだから。。

 

 

 

 

また書きますね〜